先日、教室の方と話題になった
陶器のお手入れのお話を・・・

いわゆる陶器(=土)は、
磁器(=石)と違って
いつも、呼吸をしています。

水もある程度通しますし、
水分を吸収すると、
器の色が変わることもあります。

例えば、備前などの器は、
花などを生けていない時でも、
水を入れて飾ります。

その方が生き生きとした鮮やかな色になるから。

お料理を盛るときは、
器は、すこし水に浸してから盛ると、
タレだとかの色移りを防ぐこともできます。

どうしても、
汚れが落ちないときは、
台所用の漂白剤か、
もう一度素焼きするのもいいようです。

(ものによっては、
茶渋が良い味になるのですが・・・)


〜陶芸工房・彩泥窯

時々ドライヤーを持ち出して、
作業の工程の途中で土のかたさを変えてみることもあるのですが、
最近、自然の風を利用しようと・・・よく場所を移動して、

風の通り道にワザと腰掛けたり、
手びねりで
土を積み上げて行く段階でも、
そよ風があるからできる形(複雑に成形しても土がへたらない)もあって、
時々バルコニーで制作したりもしています。

青山の工房は四階なので、
ちょっと強めの風の日もあるのですが、
乾燥のスピードが適切だと、
出来上がる作品の幅(種類)も広がります。

心地よい季節・・・

作陶に、
外の風を取り入れてみるのも面白いですね。


〜陶芸工房・彩泥窯

白いジャスミンの花が咲いて見えます。

植物を育てるには、
と光と空気と土台と・・・
必要なものは色々でしょう。

ただ、水をやれば良いわけでもないし、
毎日あげない方がいいものもあるし、
太陽にたくさん当てるのが良いのも、そうでないのも、
肥料がたくさん要るのも要らないも・・・

本当に、成長する段階で必要なものも違う・・・

先日、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」という詩を読んで、
やっぱり、心に水遣りを忘れていないか、
責任を持って、自分で確認することが大切だと・・・

また、太陽の光で、枯れる気持ちは、思いの外、
自分で気づかないと、誰も心配しないものでしょう。

今、現実には、現実に向き合う強みも必要です。

でも、悔しい気持ちも、嬉しい気持ちも、楽しい気持ちも、
悲しい気持ちも、どれも、必要だなんて、何も恐いことがないのが、
創作(作陶)のすごみ(強み)だと。

これから夏・・・

お花を(自分を)守ってあげましょう。


〜陶芸教室の彩泥窯

鏡に映る花と水に映る月、
捉え所のないものの例えですが、
「鏡花水月(きょうかすいげつ)のよう・・・」とは、
時に、芸術作品の褒め言葉でもあります。

鏡に映る花は、とてもフォトグラフィックで、
でも、だからこそ明確なラインが分かりますね。

先日、額縁のようなものが付いた花器を作ろうとしている方がいらっしゃいました。
少し奥からお花がのぞくそう・・・面白いっ!!!

また、大きな花器には、大きな花器の、
小さな花器には、小さな花器の、
それぞれの「額縁」が生まれます。

それから、それぞれの視点で、ものの感じ方が違うように、
花器の千差万別の色彩の豊かさも、
花の美しさを、ひとつひとつ、様々にひき出し、
ひとつの「視点」という額縁のよう。

抜けるように青い空のような釉薬の上の花。
暗く黒い闇の中に佇む花。
枯れた大地の上に広がる花。
静かな雨に濡れた花。

最近、雨の日が多いので、
ひとつ、
雨のような花器を製作中です。



〜陶芸教室の彩泥窯

先日、世界ふしぎ発見(TBS)の
第1185回(長寿番組ですね〜!)を見たのですが、

イタリアのベローナが舞台の
「ロミオとジュリエット(実話が基になっている!)」にちなんで、
ベローナのジュリエット宛てに、
今も恋愛相談のお手紙が届くことを知りました。

そこで、
『ジュリエットの秘書』というボランティアの女性たちが、
世界各国の言葉で(日本語でも)、
お返事を下さるとか。

調べると、
「告白できない〜」とかの悩みとともに、
ロミオとジュリエットは、
家同士の確執から反対されていたこともあるので、
例えば相手と国籍が違うとか、
そういった所属する何かの確執に悩む内容も。

年間平均五千通、
何万通も届くこともあり、
国から助成金も出ているということで、
とても現実的なお返事が来るようでしたよ。

さて、
私は最近、
陶器に文字を書いてお皿にしようとしています。
小皿に「風」とか「水」とか、
イメージして一字ずつ・・・弁柄(べんがら)で書きました。

それから和歌も書きましたが、
次は、Ti amo(イタリア語でI love youの意味)とでも、
お皿にしてみる???

陶器は紙より重いので、
言葉は軽やかなものがいいかな!


〜駅から近くの陶芸教室、彩泥窯

銀座にある紅茶の専門店(デパ地下内)で、
お茶の葉っぱの入ったクッキーを買ったのですが、
緑のエネルギーが詰まっていて、清々しい。
ダージリンの新茶も出ていました。

それから、色とりどりのケーキなど、
(5月5日、彩泥窯の兜のようなケーキも売っていましたね)
花のように鮮やかな色どりのお菓子は、
何色の器が似合うでしょうか?

ちょうど今の季節は、緑の色が落ち着いていて、
木陰のジャスミンの葉のようなイメージ。

咲けば白いジャスミンの花のつぼみが今、
小さなロウソクの炎のような形で赤くて可愛いですが、
穏やかな緑色のお皿も良いですね♪

今作っている水盤も、
落ち着いた緑の釉薬を掛け合わせて、
樹の映る泉をイメージできればいいな



〜陶芸教室の彩泥窯

風力発電で原発40基分の発電可能 環境省試算(朝日新聞より)

風力発電は、低い稼働率(24%)を考慮しても、最大で原発40基分の発電量が見込める。風の強い東北地方では、原発3〜11基分が風力でまかなえる計算だ。(概要)

風は風であるだけで、それだけでエネルギーになるなんて
「自然体が認められる」っていいよね、と思った・・・。

核爆発を繰り返して、でも、地球には光を届けて、
発電もして、たくさんの植物を育てる太陽。
これは、自然体の中でも、すごい存在・・・。


ところで、
電動ロクロは、
高速で回転する粘土に手を加えて器にしてゆきます。

まるで、一つの宇宙です。

大切なのは、、土の気持ち(粘土の状態)を聞くこと。
そして、
流れ(速度とロクロ目)を読むこと。

小さなブレに囚われないことが必要で、
自分の手が定まれば、
土が指に寄り添ってくれます。

ただ、大きなブレは無視すると、
固定された指とぶつかって、器が壊れてしまいます。

土のたんこぶは取ってしまえば済みますが、
「自分に合わせるように!」と、
無理に意地を張っても仕方ないので、
ここは謙虚に
一手戻すように、そっと両手で包み込むように中心に沈めて、
もう一度ひき直せば済んでしまうのですが。



〜陶芸教室・彩泥窯

久しぶりに会った(お休みしていた)研究生のU香さんと
今の日本のエネルギーのことについて話していたのですが、

U「そもそも今の生活って、電気とかを使いすぎ」

私「そうだね。全部を全部、ムダに電気で動かす必要ないんだよね」

U「そうそう、メールとか・・・」

私「手紙でもいいよね」

U「伝書鳩とかね」

私「(・・・伝書鳩・・・現在のメールの量、伝書鳩にしたら、町では別の公害が・・・?)」

U「どんなこともね、楽しく提案しないと広まらないと思う。「あ、いいな」って思ってくれないと。」

私「なるほど、説得は理屈じゃなくて、ひとつのライフスタイルとしての提案!」

U「あと、蹴ロクロ(足で蹴った動力)とかも惹かれるんだよね。」

私「手ロクロ(彩泥窯も使っている)も、呼吸のペースでできるから、おしゃべりしながら使える」

私は、始めはおしゃべりだけしていたのですが、
薪窯用の信楽の粘土を1垉泙い農擇蟒个靴銅螢蹈ロで制作をすることにしました。

そして、恐らくとても貴重な「今」の気持ちが形になってゆき、
願いのこもった花器を作ることができました。

写真には撮ってないのだけれど、それらは、今しか作れない花器なんだよね♪


〜陶芸教室の彩泥窯


(水盤。花びらが作る波紋をイメージしています)

新しく出来る青山の工房の工事が進んでおります。

時間を見つけてお手伝いに来てくれる方々、
少しずつ、教室が出来てゆくのは楽しいですね。
ほんと、お疲れ様です☆

先日は、主に研究生が、膨大な数の釉薬を、
それぞれ濃度を調整しつつ、準備致しました。
(外は寒かったので、大変。。。)

ところで、私は作業の帰り道、
日本橋で降りて、丸善に本を買いにいきました。
(ここは、芸術関係の国内外の本があります)

何冊か買いましたが、
器つれづれ(白洲正子) 」という本が、とてもすてきです・・・。

白洲さんの集めた普段使いの器が
きれいなカラー写真で載っているのですが、
どれもこれも、とてもすてきで、
それでいて自然体で、背伸びをしていないデザインで、
所々凝ってはいても、やりすぎてはいません。

私も、そういう「あれ?これいいな・・・」
そういう、普通で、それでいて、
ちょっと捻りの効いているおしゃれな普段使いの器を作りたいな。って思いました。

お花を始めて、その視点から水盤を作り、
すると、ただ単に「花器を作ろう!」と意気込んでいたときとはちょっと違う、
もっと、花に対して自然な器をデザインしたくなりしました。

もちろん、「器」のデザインに絶対はありませんから、
その時々の思いに正直に製作し、向上させるので十分ですが、
毎日の気持ちに合わせた器も、作って行きたいな、と。


〜陶芸教室の彩泥窯

今年の干支のウサギの置物を作りました!


しっぽ。

耳には、こだわってます。



左手前は、右のウサギを作る前に作ったもの。

個数を重ねるうちに、
リアルな作りになりました★




〜陶芸教室の彩泥窯


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