もうすぐ五月。

野菜と果物で寒天ゼリーを作ったのですが、
上に飾るためのミントの葉を摘んだら、
まるで、青い風のように清々しい・・・



夭折した詩人(立原道造)が病の床に就いていたとき、
「何か欲しいものがあれば、注文なさるといいわ」と言われ、
小さな缶詰をねだったり
「五月のそよ風をゼリーにして持って来て下さい」と
友人にお願いしていたエピソードを思い出しました。

この詩人は、実は、私の父が好きで研究していたそうですが、
夏にかけてのさわやかな詩が多いように思います。
旧仮名遣いですが、「青空文庫(著作権に問題のない作品で無料)」で読めますよ。


(ゼリーの器は、赤土に、白萩釉を掛けています)


『憩(やすら)い〜薊(あざみ)の好きな子に(立原道造)』より

「風は 或るとき流れて行つた
絵のやうな うすい緑のなかを、
ひとつのたつたひとつの人の言葉を
はこんで行くと 人は誰でもうけとつた

ありがたうと ほほゑみながら。
開きかけた花のあひだに
色をかへない青い空に
鐘の歌に溢れ 風は澄んでゐた、

気づかはしげな恥らひが、
そのまはりを かろい翼で
にほひながら 羽ばたいてゐた……

何もかも あやまちはなかつた
みな 猟人(かりうど)も盗人もゐなかつた
ひろい風と光の万物の世界であつた。」


薊の花は、五月から夏いっぱいが開花時期です・・・

これから夏に向けて、空は、いっそう広く。
秋には高く。冬には透明に。

春の果て無限の空の青に消ゆ
(「春の果て」を季語に、詩人を偲んで俳句にしました)

季節は終わっても、次に続いてゆきますから、
夏の空のように広く、いろいろな所に出かけたいですね。

とりあえず、来週(5月2(3)〜5日(6日はお休み☆)は薪窯です!



釉薬豊富な彩泥窯〜

Comment





   

Calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>

訪れびと

ブログパーツUL5

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Comment

  • 釉の花便り【24】 南風心の器に集ふなり
    Shino
  • 釉の花便り【24】 南風心の器に集ふなり
    沼子
  • プチギフト制作☆
    YAMA
  • 器用な男前さん女前さんご夫妻♡
    Kobunta
  • かぶこん2011エントリー作品
    Shino
  • かぶこん2011エントリー作品
  • 普段使いの器
    Shino
  • 普段使いの器
    ai
  • 陶芸人
    Shino
  • 小さな風景
    nakagawa

Link

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM