前回の記事で、
写真を載せなかった取っ手の面白い(とっても持ちやすい)
自分のマグカップ・・・(に、コーヒーとクロワッサン)

何か作業をしながら飲むには、
ちょうど良い安定感と頑丈さがあるマグカップ。

さらに、前の記事では、
百人一首の器を作っているとも書きましたが、
歌の内容を、
頭の中で具象化しようとすると、
また、新しい解釈が生まれてくるような気がします。


以下、
長〜い百人一首(デザインの過程?)の解説になってしまいました。

興味のある方はどうぞ・・・


「わが庵(いお)は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人は言ふなり」
という和歌の一般的な解釈としては、

私の庵(簡素な家)は都の南東(=辰巳(たつみ))にあり・・・

そこに、「しかぞ住む」は、
,海里茲Δ法福瓩靴ぞ)住むと
◆崋」が住む
(※「ぞ」は強調)
との両方の解釈が言われて、「鹿の住むような山で静かに」という雰囲気も。

「世をうぢ山」は、
 ̄Ъ山(都の南東にある山)
∪い鰺(う)し

と掛けてあり、

「人は、世の中を疎ましく思ってここで暮らしていると噂しているけれど、本当は、心静かに平穏に暮らしている」
という解釈がなされ、
私は、この歌をデザイン化するにあたり、鹿の住むような山をデザインしようとしたものの、

「世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる」という、
「世の中に失望して山に入ったけれど、山奥でも、鹿が悲しくないているよ」
という、似たような雰囲気の、でも、心情としては正反対の意味のうたがあることに気づき、
もう一度、何か決定的な違いをを読み解こうとしました。



すると、ただの方角として捕らえていなかった辰巳(干支を用いた方角=南東)が
動物として見えてくることに!

「たつ(辰=竜)、み(巳=へび)、しか(鹿)ぞ住む世(世界)」
と区切って、更に解釈を加えるのも面白そう!

一見、鹿しかいないような山に、
見上げれば、空には辰、地面にはヘビと、
不思議な世界が広がるイメージ。

鹿にヘビといった、自然の豊かさに加え、
辰の存在によって、内面世界の豊かさも感じさせます。

結局、たくさんの生き物に囲まれたちょっとユーモアのあるデザインと、
もう一枚は、
幾重もの奥行きのある(秋の)山にたたずむ、鹿一匹。

と、思ったら、
「奥山に紅葉ふみ分けなく鹿の声きく時ぞ秋は悲しき」という歌もありました!
(デザインした歌は、歌カルタの札を別にしているのですが、そのとき気づきました・・・)

とりあえず、鹿の鳴き声が秋の季語でもありますので、

「奥山に紅葉ふみ分けなく鹿の声きく時ぞ秋は悲しき」は、
「色とりどりのもみじを踏み分ける歩いている鹿」、

「世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる」は、
「秋の山の中、遠くに小さくたたずむ鹿」と、

鹿の立ち位置の遠近や、鹿の立ち姿を変えてみようと思います。


タンポポや 春の足跡 咲きにけり by志野(咲いているなぁ!)



釉薬豊富な彩泥窯〜
 

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