先日は、ひな祭りでしたねheart

「桜餅」は、1717年に長命寺(の前)で売られたのが始まりとのことです。

桜の落葉を見た、山本新六という人が「桜餅」を思いついて、
隅田川の土手の桜の葉を用いて作ったと・・・

その150年後に生まれた歌人の正岡子規は、
「花の香(か)を若葉にこめてかぐはしき桜の餅(もちひ)家づと(=おみやげ)にせよ」
と うたっています。


なお、今、百人一首の器を作っていますが、
桜の花の歌もたくさんあります・・・

「花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに(小野小町)」
など6首。

作るのが大変ですが、
月の出てくる歌は、12首もあります!

「嘆けとて月やはものを思はする かこち顔なるわが涙かな(西行法師)」
といった歌のイメージは、
今のところ、器に人物を描くつもりがないので、図案にするのが難しい!!

※意味・・・「嘆けば良い」と、月が私を物思いに?違う、涙を月のせいにしただけ

そこで、何か、デザインのヒントを探すために、うたの作者の西行法師を調べることに。

すると、西行法師は月と桜のすばらしい歌をたくさん詠んでいました。

さらに、(「最期は・・・!」と願って)西行法師が繰り返し詠じていた、
「願わくば花の下にて春しなむ その如月(きさらぎ)の望月(もちづき)の頃」
という歌があり、西行法師の涙の象徴として、桜の花を用いたいと思いました。

なお、西行法師の時代は、花といえば桜で、
「旧暦の二月は今の三月くらい?桜としては早くないかな」とも思ったのですが、
旧暦(月の満ち欠け中心の暦)では、
四季(太陽への公転との関係)のずれが大きく出る年もあるので、
「如月」は、4月に当たることもあり、
如月に桜でも、間違いないようでした。

そして、
大きな月と、ひらひらと散る(桜の)花びらを描くことに決めました。

ただ、「久方の光のどけき春の日に しづこころなく花の散るらむ(紀友則)」
という桜の散る姿を描いた歌があるのですが、
こちらは昼間ですし、もっと、桜の木を前面に出して描くことにします。




なお、手で描くのが難しい月の形は・・・

大きなものは、刷毛の柄(え=持つ所)、
小さなものは、目打ちの柄(え)をスタンプのよう押しました。
図案は、全部凹凸と釉薬で、表現するつもりです。



(うちの雛人形)

では、最後に雛祭りにちなんで・・・

初めて、俳句(五七五)ではなく、
短歌(五七五七七)の形で作ってみました。

戯(たわむ)れに皿のごとくの月の上
そうっと載せたる桜餅かな

毎日、百人一首を勉強しているうちに、
短歌(和歌)も作れるようになったような・・・

自分の短歌や俳句などを書いた器とかも作れるかな?



 〜釉薬豊富な彩泥窯〜

 

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