今が、一年で一番花を見かけるような。

鶯(うぐいす)の歌声も、
だいぶ上達してきました・・・
(※ホーホケキョの歌は、練習してうまくなるようです!)



先日の『行徳の寺まち回遊展(神社や寺などによる各種イベント)』では、
晴れ空のもと、太鼓に笛のお囃子(おはやし)も聞こえてきました。

お囃子の鴬(うぐいす)見えぬ花霞(はな-がすみ)  志野

なお、花霞は、
遠くの桜が、霞(かすみ)がかかったように白く見えることです。

遠く、満開の桜の中で鳴いている鴬を詠みました。


ところで、
先日工房で清少納言の枕草子が話題になっていたので、
それを訳しつつ、平安時代の色彩について少し。

「春は あけぼの。
やうやう(=段々)白くなりゆく山際、
少しあかりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。」

だんだん「白くなりゆく」とありますが、
「白」は、はっきりとしたという意味の「顕し(しるし)」が語源で、
現代語でも、「しるし(印)」を付けると言います。

なので、「白くなりゆく山際」を訳すると、
「段々はっきりとしてゆく山際」という印象。

赤は「明かし」が語源といわれ、
「少しあかりて」は、「少し赤くなって」と読み取ることもできます・・・

そして、「紫かかった雲が、細くたなびいている(そんな曙がすてき)」、と。

なお、平安時代の着物の色の組み合わせには、
桜や梅など、多く、植物の名前が付いていましたが、
そういった、繊細な色彩感覚を思わせます。


(行徳工房の焼成見本より「乳濁」)

こちらは、釉薬の焼成見本ですが、
左から、赤土、赤鍋土、白土のパーツで、
全部、同じ釉薬がかかっています。

三つ並べると、平安時代の着物の重ね着としての
「かさねの色目」の美しさを感じますね。

真ん中のパーツの、
土の赤い鉄分に反応した青み、
その下に見える、淡い緋色の土の色との組み合わせは、
まるで、着物の生地の裏の色を透かして色を作った場合の
「かさねの色目」のように思えます。

もしくは、着物の生地を織る際の
縦糸と横糸の組み合わせの方でしょうか。

百人一首の器に、この乳濁釉も使うつもりでしたが、
各工房、窯のくせが違うようで、
結構発色が異なるので、サンプルを焼いてから・・・



釉薬豊富な彩泥窯〜


 

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